【3月5日 AFP】ベネズエラ政府は4日夜、再発したがんの集中化学療法を受けているウゴ・チャベス(Hugo Chavez)大統領が「深刻な感染症」を新たに発症し、呼吸機能が低下していることを明らかにした。

 がんの手術を受けたキューバから2週間前に帰国したチャベス大統領は現在、首都カラカス(Caracas)の病院に入院している。

 エルネスト・ビジェガス(Ernesto Villegas)通信情報相は、大統領が「深刻な感染症を新たに発症した」ほか、呼吸機能が低下していることを明かした。また、集中化学療法などによる治療を受けていることを改めて明かし、細心の注意が必要な状況に変わりはないとした。

 ベネズエラ政府は1日、チャベス大統領がキューバで再び化学療法を開始し、1月に呼吸器の感染症が改善したため、首都カラカスで化学療法を続けることになったことを初めて明らかにしていた。(c)AFP