【2月18日 AFP】バラク・オバマ（Barack Obama）米大統領が17日、米フロリダ（Florida）州の高級リゾートで、ゴルフ世界ランキング2位のタイガー・ウッズ（Tiger Woods）選手と一緒にラウンドした。

「大統領の日（プレジデンツ・デー、2月第3月曜日）」の連休を利用して友人らとゴルフを楽しんだオバマ大統領。前日16日にかつてウッズ選手のコーチを務めていたブッチ・ハーモン（Butch Harmon）氏からレッスンを受けた上で、この日のラウンドに臨んだ。

　ホワイトハウス（White House）によると、大統領と一緒にラウンドしたのはウッズ選手とロン・カーク（Ron Kirk）米通商代表、米テキサス（Texas）州出身の実業家で同リゾートと米大リーグ（MLB）のヒューストン・アストロズ（Houston Astros）のオーナーであるジム・クレーン（Jim Crane）氏。

　米ゴルフ情報誌ゴルフ・ダイジェスト（Golf Digest）によるとウッズ選手は18ホールでコースを後にしたが、オバマ大統領はその後さらに9ホール回ったという。大統領とウッズ選手は2009年にホワイトハウスで会ったことがあるが、一緒にラウンドしたのは今回が初めて。

■ゴルフ好きなオバマ大統領

　ゴルフ好きで知られるオバマ大統領だが、通常は夏にワシントンD.C.（Washington D.C.）近郊のアンドリューズ空軍基地（Andrews Air Force Base）でプレーし、ハワイ（Hawaii）や米マサチューセッツ（Massachusetts）州マーサズビンヤード（Martha's Vineyard）島での休暇中を除いて民間コースでプレーすることはほとんどない。

　共和党からはゴルフよりも雇用創出に力を入れるべきだとしばしば批判されてきたが、再選されたことでオバマ大統領としては政界での批判をあまり心配せずにゴルフを楽めるようになった。オバマ大統領はゴルフに仕事を持ち込むことは少なく、ホワイトハウスの下級スタッフや親しい友人たちとプレーすることが多い。

　歴代の米大統領の中ではジョン・F・ケネディ（John F. Kennedy）米大統領がゴルフの名手として知られているほか、ジョージ・H・W・ブッシュ（George H.W. Bush）、ジェラルド・フォード（Gerald Ford）、リチャード・ニクソン（Richard Nixon）、ジョージ・W・ブッシュ（George W. Bush）の各元大統領もゴルフを楽しんでいた。(c)AFP/Tangi Quemener