【2月12日 AFP】北朝鮮の国営朝鮮中央通信(Korean Central News AgencyKCNA)は12日、朝鮮労働党中央委員会政治局の会議で「軍の高度の激動状態の堅持」と、さらなる長距離ロケットの発射が呼びかけられたと伝えた。

 会議では「衛星および強力な長距離ロケット打ち上げ継続の必要性」が強調されたが、核実験には特に言及されなかった。

 一方、前日の11日には韓国の聯合ニュース(Yonhap News)が北朝鮮が豊渓里(Punggyeri)の核実験場から人員や機材を撤収させたようだと報じた。韓国当局は地下にある同核実験場の動向を注視してきたが、8日から人や物資の動きが途絶えたままだという。聯合ニュースは匿名情報筋の話として、これは核実験の実施が間近である兆候ではないかという見方を伝えている。(c)AFP