【1月27日 AFP】米コネティカット(Connecticut)州の小学校銃乱射事件から6週間が経過した26日、首都ワシントンD.C.(Washington D.C.)市内で、銃規制の強化を求める数千人規模のデモ行進が行われた。

 参加者らは連邦議会議事堂やワシントン記念塔(Washington Monument)に近いナショナル・モール(National Mall)に沿い、銃が使われた犯罪の犠牲者の名前や顔写真が書かれた白いプラカードを掲げ、約30分間沈黙を保ちながら行進した。

 コネティカット州の事件は昨年12月、ニュータウン(Newtown)市内にあるサンディフック小学校(Sandy Hook Elementary School)で発生。子ども20人と大人6人が死亡し、全国で銃の所有をめぐる激しい論争を巻き起こした。容疑者が使用した武器は、軍隊仕様の攻撃用ライフル銃と拳銃だった。

 米国内で出回っている銃は2億7000万丁前後で、男性と女性、子どもを合わせた全員がほぼ1丁所有している計算になる。また、銃犯罪の死者は2011年だけで3万2000人を上回っている。(c)AFP