駐アフガン米軍司令官、「不適切メール疑惑」晴れる
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【1月23日 AFP】米中央情報局(CIA)のデービッド・ペトレアス(David Petraeus)元長官を辞任に追い込んだ不倫問題から波及し、スキャンダルの発端となった女性とアフガニスタン駐留米軍のジョン・アレン(John Allen)司令官が「不適切な」電子メールをやり取りしていたとされる問題で、米国防総省はアレン司令官のメールに問題はなかったと結論付けた。
米政府高官が22日、匿名を条件にAFPに語ったところによると、調査を行っていた米国防総省の監察総監は、アレン司令官のメールのやりとりについて非は認められないとの結論を下した。
アレン指令官への調査の発端は、米中央軍(US Central Command)のためにパーティーを開催するなどしていた米フロリダ(Florida)州在住のソーシャライト、ジル・ケリー(Jill Kelley)さんが、脅迫メールを受けているとFBIに語ったことだった。捜査に乗り出したFBIがメールを追跡したところ、ペトレアス元長官の伝記を執筆したポーラ・ブロードウェル(Paula Broadwell)さんにたどり着き、その後、ペトレアス元長官とブロードウェルさんが不倫関係にあった証拠が発見された。
一方、この捜査の過程でFBIは、ケリーさんとアレン司令官が大量の電子メールをやりとりしていたことも突き止めた。これを受け国防総省では、やりとりの内容が「不適切」で軍規に違反している可能性があるとして、独自の調査を行っていた。
ペトレアス元長官の後任として2011年7月、アフガニスタン駐留米軍司令官に就任し、同国に展開する国際治安支援部隊(ISAF)司令官も兼任するアレン指令官は、北大西洋条約機構(NATO)欧州連合軍の次期最高司令官に指名されているが、指名後に今回の疑惑が発覚したため、米上院での指名承認公聴会は延期されていた。今回、疑惑が晴れたことで指名プロセスの再開が見込まれる。(c)AFP
米政府高官が22日、匿名を条件にAFPに語ったところによると、調査を行っていた米国防総省の監察総監は、アレン司令官のメールのやりとりについて非は認められないとの結論を下した。
アレン指令官への調査の発端は、米中央軍(US Central Command)のためにパーティーを開催するなどしていた米フロリダ(Florida)州在住のソーシャライト、ジル・ケリー(Jill Kelley)さんが、脅迫メールを受けているとFBIに語ったことだった。捜査に乗り出したFBIがメールを追跡したところ、ペトレアス元長官の伝記を執筆したポーラ・ブロードウェル(Paula Broadwell)さんにたどり着き、その後、ペトレアス元長官とブロードウェルさんが不倫関係にあった証拠が発見された。
一方、この捜査の過程でFBIは、ケリーさんとアレン司令官が大量の電子メールをやりとりしていたことも突き止めた。これを受け国防総省では、やりとりの内容が「不適切」で軍規に違反している可能性があるとして、独自の調査を行っていた。
ペトレアス元長官の後任として2011年7月、アフガニスタン駐留米軍司令官に就任し、同国に展開する国際治安支援部隊(ISAF)司令官も兼任するアレン指令官は、北大西洋条約機構(NATO)欧州連合軍の次期最高司令官に指名されているが、指名後に今回の疑惑が発覚したため、米上院での指名承認公聴会は延期されていた。今回、疑惑が晴れたことで指名プロセスの再開が見込まれる。(c)AFP