【1月17日 AFP】バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は16日、銃を使った犯罪を抑制するための新たな対策を発表した。

 オバマ大統領が打ち出した対策には、安全で責任ある銃の保有についての新たな全国キャンペーンの実施や、家庭における銃保管庫の安全基準の見直し、銃を使って襲撃された場合の訓練を学校に提供することが盛り込まれている。

 また、米疾病対策センター(Centers for Disease Control and PreventionCDC)に銃を使った事件の原因と防止策について研究することを求めたほか、現在は個人間で銃の売買をする場合には免除されている銃購入者の背景調査を、全ての銃購入者に拡大することも求めた。

 さらにオバマ大統領は議会に、攻撃用銃器禁止措置の更新と、銃による大量殺害を防止するため弾倉に入る弾薬の数を10発以下に制限することも求めた。

 オバマ大統領が求めた本格的な銃規制措置の多くは、議会が新しい法律を成立させることが必要になるが、銃所持を支持する団体や銃規制に消極的な民主、共和両党の保守系議員によって内容が弱められる可能性があるという見方もある。(c)AFP/Stephen Collinson