【1月10日 AFP】米連邦議会よりゴキブリやシラミのほうがまし――。8日発表された米世論調査で、こんな国民の認識が明らかになった。

 パブリック・ポリシー・ポーリング(Public Policy PollingPPP)が1月3~6日に米国人830人を対象に行った調査によると、ほかならぬ米上下院の議員たちを選出した有権者たちにとって、米連邦議会の存在は渋滞やゴキブリ、シラミなどより不人気だった。同じく米議会より「まし」だとの結果が出たものには、米不動産王ドナルド・トランプ(Donald Trump)氏、フランス、チンギスハン(Genghis Khan)、中古車販売業者などがある。

 議会に対して好意的な評価をした人は、調査対象のわずか9%にとどまった。

 米議会は昨年末以来、いわゆる「財政の崖」問題をめぐって揺れた。PPPのディーン・デブナム(Dean Debnam)氏は今回の調査結果について、「議会が不人気なのはみんな知っているとおりだが、ゴキブリより好かれていないという事実は、米国民がいかにこの数週間で議会に対する尊敬の念を失ったかをよく示している」と述べている。(c)AFP