【1月1日 AFP】米財務省は31日、連邦債務残高が予想通り同日中に16兆3940億ドル(約1420兆円)の法定上限に達するとみられると発表した。米財務省は、公務員年金基金を利用して2か月程度は連邦支出を削らずに済ませることができるとしている。

 一方、減税の失効と歳出の自動削減が重なる「財政の崖」の回避を目指す米民主党と共和党の間の協議は31日夜も続けられたが、合意内容にはバラク・オバマ(Barack Obama)大統領が求めていた連邦債務上限の引き上げは含まれないとみられており、米国には2011年7月にみられたデフォルト(債務不履行)の危機が再来する恐れも残っている。(c)AFP