【12月28日 AFP】バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は27日、減税の失効と歳出の自動削減が重なる「財政の崖」を回避するため、ハワイ(Hawaii)でのクリスマス休暇を切り上げてワシントンD.C.(Washington D.C.)に戻った。

 正午(日本時間28日午前2時)の少し前にホワイトハウス(White House)に到着したオバマ大統領は、集まった報道陣が叫ぶ質問には答えず足早に建物の中に入った。

 政府と議会が合意に達しなければ「財政の崖」は1月1日に始まる。期限が近づいているが野党共和党は強硬に妥協を拒否している。専門家の間では合意できなければ米国は景気後退に陥る恐れがあると指摘されている。(c)AFP/Michael Mathes