【12月27日 AFP】南アフリカの反アパルトヘイト(人種隔離政策)運動の英雄で、肺の感染症のため約3週間にわたり入院していたネルソン・マンデラ(Nelson Mandela)氏(94)が26日、退院した。今後は自宅で療養するという。南ア大統領府が発表した。

 南ア初の黒人大統領として多くの人に愛されているマンデラ氏は、肺の感染症が再発したため今月8日に同国南部クヌ(Qunu)にある自宅から首都プレトリア(Pretoria)の病院に入院した。また検査の結果、胆石が見つかったため、摘出手術が行われた。

 今回の入院はマンデラ氏にとって、27年間の獄中生活から解放された1990年以降で最も長期のものとなった。(c)AFP/Sibongile KHUMALO