【12月23日 AFP】新憲法案の是非を問う国民投票の2回目の投票が行われたエジプトで、与党・自由公正党(Freedom and Justice Party)は23日、中間集計の結果、新憲法案は賛成が多数を占める公算が大きいとの見解を明らかにした。ムスリム同胞団(Muslim Brotherhood)が母体の同党は、投票所のおよそ6割で開票が終了した時点で、73.7%が新憲法案に賛成だったと発表している。

 世俗派の野党が反対し、国論を二分している新憲法案の2回目の投票は、22日に締め切られた。中間結果は開票作業の監視にあたっていた当局者がまとめたもので、公式の投票結果は数日中に発表される予定だ。

 1週間前に行われた第1回投票では賛成が約57%に達しており、最終的に賛成多数で承認される見通しとなった。(c)AFP/Samer al-Atrush