EU首脳会議、中期予算で合意できず決裂
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【11月24日 AFP】欧州連合(EU)の2014~20年の中期予算について協議するため、ベルギーの首都ブリュッセル(Brussels)で開かれていたEU首脳会議は23日、各国の意見の違いを埋めることができず、合意に至らないまま2日間の日程を終了した。
協議は決裂したものの、EUのヘルマン・ファンロンパイ(Herman Van Rompuy)欧州理事会常任議長(大統領)は、「厳しい交渉の成果はあった」と主張しており、年明けに行う次回の首脳会議で合意に達することは可能との見通しを示している。
今回の会議では、英国のデービッド・キャメロン(David Cameron)首相が1兆ユーロ余り(約106兆円)の予算規模を約9000億ユーロ(約96兆円)にまで削減することを主張するなど、経済支援の拡充を求める各国との意見の隔たりが大きかった。ファンロンパイ大統領は妥協案として約9700億ユーロ(約100兆円)への予算削減を提示したが、各国首脳の同意を得ることはできなかった。(c)AFP/Rory Mulholland
協議は決裂したものの、EUのヘルマン・ファンロンパイ(Herman Van Rompuy)欧州理事会常任議長(大統領)は、「厳しい交渉の成果はあった」と主張しており、年明けに行う次回の首脳会議で合意に達することは可能との見通しを示している。
今回の会議では、英国のデービッド・キャメロン(David Cameron)首相が1兆ユーロ余り(約106兆円)の予算規模を約9000億ユーロ(約96兆円)にまで削減することを主張するなど、経済支援の拡充を求める各国との意見の隔たりが大きかった。ファンロンパイ大統領は妥協案として約9700億ユーロ(約100兆円)への予算削減を提示したが、各国首脳の同意を得ることはできなかった。(c)AFP/Rory Mulholland