今週の名言・迷言、ノーベル賞からバインダーまで
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【10月21日 AFP】今週、世界で起きた出来事からピックアップした名言、もしくは迷言の数々。
■少額すぎて話にならない
「サルマン・クルシード法相が710万ルピー(約1060万円)など横領するわけがない。中央政府の大臣としては、あまりに小さな額だ」
――インドのサルマン・クルシード(Salman Khurshid)法相の横領疑惑について疑問を呈した同僚、ベニ・プラサド・ベルマ(Beni Prasad Verma)鉄鋼相のコメント。
■疑心暗鬼
「彼らを尊敬はしているが、いつも準備はしている。部屋に入る時だって万が一を想定せざるを得ない。頭の中では、こいつを盾にして、あいつを撃って…と考えている」
――アフガニスタンの警察要員の養成訓練を行う米国の民間要員。アフガニスタンでは今年だけで50人の外国人が現地出身の同僚に殺害されている。
■どうしてそんなことに?
「医師たちは、患者の体からあんなに大きな異物が出てきたことに驚愕(がく)していました」
――中国・上海(Shanghai)で、男性(30)の大腸に詰まった23センチの人工ペニスを取り出した病院の広報担当者。
■音速を超えた男
「ソニックブーム(超音速飛行の衝撃波によるごう音)は感じなかったね。僕の後ろで発生してたんじゃないかな」
――上空3万9000メートルから飛び降り、音速の約1.24倍にあたる時速1342キロを体感したオーストリア人のフェリックス・バウムガルトナー(Felix Baumgartner)さん。
■○○が詰まったバインダー
「複数の女性団体を訪問して『人を探すのを手伝ってくれないか』と言ったら、女性が詰まったバインダーを渡されたんだ」
――米大統領選のテレビ討論会で、州知事時代に女性を積極的に雇用したことを即興でアピールしようとした共和党候補のミット・ロムニー(Mitt Romney)氏。このコメントはすぐにインターネットで爆発的に広まった。
■将来もらえる年金はおいくら?
「自分の年金は滅多に確認しませんよ。あなたほどはもらえないんですから。アドバイスを頂けるなら、ぜひお願いしたい」
――米大統領選のテレビ討論会で、ロムニー氏に対する民主党のバラク・オバマ(Barack Obama)大統領の反撃。
■海に葬られる
「国家安全保障という名の下で、大統領は誰かの遺体を海に持って行き、放り投げても許される」
――2001年米同時多発テロの主犯格とされる国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)の幹部ハリド・シェイク・モハメド(Khalid Sheikh Mohammed)被告の米軍事法廷での発言。
■数日だけでも休戦を
「シリアの人々は、体制派も反体制派も毎日100人以上を埋葬している。祝日だけでもこの数字を減らせないだろうか?シリア人にとって楽しい祝日にはならないだろうが、これ以上悲しくならぬよう努力すべきではないだろうか」
――イスラム教の犠牲祭「イード・アル・アドハ(Eid al-Adha)」を前に4日間の休戦を呼びかけた、シリア問題をめぐる国連(UN)とアラブ連盟(Arab League)のラクダール・ブラヒミ(Lakhdar Brahimi)合同特別代表。
■カダフィ時代を懐かしむ
「前の方が良かったですよ。銃もギャングもいなかった。カダフィ政権下のシルトは、夜も外出できる安全な街でした」
――1年前に殺害されたリビアのムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)大佐の故郷、同国南部シルト(Sirte) の主婦。
■仕事をすることを許された女性弁護士
「長い間この時を待っていました。2011年から始めた活動の成果が実ったのです」
――サウジアラビアで法学部を卒業したモナ・ベラビド(Mona Belabid)さん。今年12月から同国史上初めて、女性弁護士が法廷で弁護にあたることが認められた。
■教授としての威厳
「この後、講義に行くのですが、学生が前よりちゃんと話を聞いてくれそうですね」
――2012年のノーベル経済学賞を受賞した米国のアルビン・ロス(Alvin Roth)教授。
■穏やかで寛容な戦犯
「私は穏やかで寛容な人間だ。他人を理解する大きな許容力を持っている」
――ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争当時の残虐行為で人道に対する罪などに問われている元セルビア人指導者、ラドバン・カラジッチ(Radovan Karadzic)被告。
■富裕層を敵視
「オランド(仏大統領)は富裕層を憎んでいる。彼は富裕層を罰したがっているんだから、当然みんな逃げていくさ。誰も投資などしない。ファッションとジュエリー、香水とワイン以外の分野では、フランスは競争力を失っている」
――デザイナーのカール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)。スペイン版「マリ・クレール(Marie Claire)」のインタビューで。
■バランスの良いカップル
「要するに、2人の人間が力を合わせるにはバランスが必要なのです。私と妻の関係のようなもので、話をして、そして合意に至ります。メルケル(独首相)、オランド両氏にも同じことが言えます」
――フランスのジャンマルク・エロー(Jean-Marc Ayrault)首相。メルケル首相とオランド大統領の度重なる衝突によって両国の関係が悪化しているのではないかという懸念の声に対して。
■笑えないジョーク
「ブラックジョークというやつですか」
――ノーベル平和賞が欧州連合(EU)に授与されたとの一報に接したフランス共産党のピエール・ロラン(Pierre Laurent)議長のコメント。
(c)AFP
■少額すぎて話にならない
「サルマン・クルシード法相が710万ルピー(約1060万円)など横領するわけがない。中央政府の大臣としては、あまりに小さな額だ」
――インドのサルマン・クルシード(Salman Khurshid)法相の横領疑惑について疑問を呈した同僚、ベニ・プラサド・ベルマ(Beni Prasad Verma)鉄鋼相のコメント。
■疑心暗鬼
「彼らを尊敬はしているが、いつも準備はしている。部屋に入る時だって万が一を想定せざるを得ない。頭の中では、こいつを盾にして、あいつを撃って…と考えている」
――アフガニスタンの警察要員の養成訓練を行う米国の民間要員。アフガニスタンでは今年だけで50人の外国人が現地出身の同僚に殺害されている。
■どうしてそんなことに?
「医師たちは、患者の体からあんなに大きな異物が出てきたことに驚愕(がく)していました」
――中国・上海(Shanghai)で、男性(30)の大腸に詰まった23センチの人工ペニスを取り出した病院の広報担当者。
■音速を超えた男
「ソニックブーム(超音速飛行の衝撃波によるごう音)は感じなかったね。僕の後ろで発生してたんじゃないかな」
――上空3万9000メートルから飛び降り、音速の約1.24倍にあたる時速1342キロを体感したオーストリア人のフェリックス・バウムガルトナー(Felix Baumgartner)さん。
■○○が詰まったバインダー
「複数の女性団体を訪問して『人を探すのを手伝ってくれないか』と言ったら、女性が詰まったバインダーを渡されたんだ」
――米大統領選のテレビ討論会で、州知事時代に女性を積極的に雇用したことを即興でアピールしようとした共和党候補のミット・ロムニー(Mitt Romney)氏。このコメントはすぐにインターネットで爆発的に広まった。
■将来もらえる年金はおいくら?
「自分の年金は滅多に確認しませんよ。あなたほどはもらえないんですから。アドバイスを頂けるなら、ぜひお願いしたい」
――米大統領選のテレビ討論会で、ロムニー氏に対する民主党のバラク・オバマ(Barack Obama)大統領の反撃。
■海に葬られる
「国家安全保障という名の下で、大統領は誰かの遺体を海に持って行き、放り投げても許される」
――2001年米同時多発テロの主犯格とされる国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)の幹部ハリド・シェイク・モハメド(Khalid Sheikh Mohammed)被告の米軍事法廷での発言。
■数日だけでも休戦を
「シリアの人々は、体制派も反体制派も毎日100人以上を埋葬している。祝日だけでもこの数字を減らせないだろうか?シリア人にとって楽しい祝日にはならないだろうが、これ以上悲しくならぬよう努力すべきではないだろうか」
――イスラム教の犠牲祭「イード・アル・アドハ(Eid al-Adha)」を前に4日間の休戦を呼びかけた、シリア問題をめぐる国連(UN)とアラブ連盟(Arab League)のラクダール・ブラヒミ(Lakhdar Brahimi)合同特別代表。
■カダフィ時代を懐かしむ
「前の方が良かったですよ。銃もギャングもいなかった。カダフィ政権下のシルトは、夜も外出できる安全な街でした」
――1年前に殺害されたリビアのムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)大佐の故郷、同国南部シルト(Sirte) の主婦。
■仕事をすることを許された女性弁護士
「長い間この時を待っていました。2011年から始めた活動の成果が実ったのです」
――サウジアラビアで法学部を卒業したモナ・ベラビド(Mona Belabid)さん。今年12月から同国史上初めて、女性弁護士が法廷で弁護にあたることが認められた。
■教授としての威厳
「この後、講義に行くのですが、学生が前よりちゃんと話を聞いてくれそうですね」
――2012年のノーベル経済学賞を受賞した米国のアルビン・ロス(Alvin Roth)教授。
■穏やかで寛容な戦犯
「私は穏やかで寛容な人間だ。他人を理解する大きな許容力を持っている」
――ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争当時の残虐行為で人道に対する罪などに問われている元セルビア人指導者、ラドバン・カラジッチ(Radovan Karadzic)被告。
■富裕層を敵視
「オランド(仏大統領)は富裕層を憎んでいる。彼は富裕層を罰したがっているんだから、当然みんな逃げていくさ。誰も投資などしない。ファッションとジュエリー、香水とワイン以外の分野では、フランスは競争力を失っている」
――デザイナーのカール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)。スペイン版「マリ・クレール(Marie Claire)」のインタビューで。
■バランスの良いカップル
「要するに、2人の人間が力を合わせるにはバランスが必要なのです。私と妻の関係のようなもので、話をして、そして合意に至ります。メルケル(独首相)、オランド両氏にも同じことが言えます」
――フランスのジャンマルク・エロー(Jean-Marc Ayrault)首相。メルケル首相とオランド大統領の度重なる衝突によって両国の関係が悪化しているのではないかという懸念の声に対して。
■笑えないジョーク
「ブラックジョークというやつですか」
――ノーベル平和賞が欧州連合(EU)に授与されたとの一報に接したフランス共産党のピエール・ロラン(Pierre Laurent)議長のコメント。
(c)AFP