【10月21日 AFP】韓国の女性家族省は17日、K-POPのガールズグループなど未成年の芸能人による過剰にセクシーなダンスや演技の規制に乗り出す方針を明らかにした。  従来の青少年保護法を改正し、未成年の歌手やグループを性的に強調した映画や音楽ビデオ、テレビ番組などをR指定とするよう提案されている。

 女性家族省によれば「体の特定箇所を過度に強調し、未成年者を性的対象として描いた」ビデオやテレビ番組が対象とされる。同省高官は一例として、18歳以下の少女グループでメンバーの胸や臀部(でんぶ)を大写しにした場合などを挙げている。「体の特定箇所を過度に強調」した映像とみなす基準については、各関連機関が詳細を詰めているという。

 同高官は今回の法改正の動きは、制作プロデューサーらに自己規制を促すものだと説明した。R指定を受けて、ターゲットとする10代の若者たちが視聴できなくなる事態を避けるためには、未成年者の過激なパフォーマンスを抑えなければならないだろうと述べた。

 R指定を受けた商品は18歳以下への販売が禁じられ、テレビ番組の場合は放映時間が深夜に制限される。インターネットを通じての視聴も、年齢確認のため住民登録番号の入力が必要となる。

 この発表に先立ち、韓国放送通信委員会(Korea Communications CommissionKCC)は前月、テレビ出演中の未成年者による「露出度が高い服装」や「性的要素が強調されたシーン」を禁じる法案を作成している。(c)AFP