感情あらわに両候補が激論、米大統領選第2回討論会
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【10月17日 AFP】(一部更新)民主党候補のバラク・オバマ(Barack Obama)大統領(51)と共和党候補のミット・ロムニー(Mitt Romney)前マサチューセッツ(Massachusetts)州知事(65)は16日、11月6日の米大統領選に向けた第2回討論会で、互いに相手への嫌悪感をむき出しにしながら、相手が嘘を語っていると熱弁をふるった。
2週間前の第1回討論会で惨敗したオバマ氏は、今回は熱意に満ちた姿で登場し、最初の数回の発言の応酬で、眠気を誘った第1回討論会の90分すべてで費やしたよりも多くの情熱とエネルギーを披露した。
オバマ氏は、第1回討論会でのロムニー氏の流ちょうなパフォーマンスをきっかけに自らの支持率が低下したことに衝撃を受け、行動に出たようだった。うろたえた民主党員からはオバマ氏の歴史的な大統領職の任期が屈辱の内にわずか1期だけで終わるのではないかと恐れる声も上がっていた。
■1対1、激論の応酬
投票日からちょうど3週間前という日に、米ニューヨーク(New York)州ヘンプステッド(Hempstead)のホフストラ大学(Hofstra University)で開かれた第2回討論会。激論開始から数分後、ロムニー氏とオバマ氏はすでにわずか数フィート(数十センチ)の距離に接近し、批判と反論の応酬をしながら激しく言い争った。
「ロムニー(前)知事は5項目計画があると言っている。しかし、彼は5項目の計画を持っていない。彼が持っているのは1項目の計画であり、それは、トップにいる連中が独自のルールで行動できることを確保することだ」と、オバマ氏はロムニー氏の経済政策を攻撃した。
一方、ロムニー氏は雇用危機についての会場の質問に対し、一般の米国人は「過去4年間で叩き潰された」と述べ、「優良な雇用を創出し、皆さんが皆さんにふさわしい機会を得られるようにするために必要な方法を、私は知っている」と訴えた。
オバマ氏はこれに即座に反論。質問者のジェレミー・エプスタイン(Jeremy Epstein)さん(20)の目をまっすぐ見据え、米国の景気回復を急ぐことを約束した。
さらにオバマ氏は、自ら手がけた自動車業界救済策で百万人の雇用が守られたと主張し、ロムニー氏がこの救済策に反対したことを非難した。「ロムニー(前)知事が語ったことは真実ではない。ロムニー氏は、彼らが営業を続けられる方策を一切与えずに、ただ破産させたかったのだ」と批判した。
第1回討論会で両候補を縛り付けていた演台は今回のタウンミーティング形式の討論会にはなく、両候補は舞台を所狭しと歩き回った。両候補は赤いカーペットの上でスツールに座り、自由に歩き回り、ボディーランゲージを使い、一般的な米国人たちの抱える不安への共感を表現した。(c)AFP
2週間前の第1回討論会で惨敗したオバマ氏は、今回は熱意に満ちた姿で登場し、最初の数回の発言の応酬で、眠気を誘った第1回討論会の90分すべてで費やしたよりも多くの情熱とエネルギーを披露した。
オバマ氏は、第1回討論会でのロムニー氏の流ちょうなパフォーマンスをきっかけに自らの支持率が低下したことに衝撃を受け、行動に出たようだった。うろたえた民主党員からはオバマ氏の歴史的な大統領職の任期が屈辱の内にわずか1期だけで終わるのではないかと恐れる声も上がっていた。
■1対1、激論の応酬
投票日からちょうど3週間前という日に、米ニューヨーク(New York)州ヘンプステッド(Hempstead)のホフストラ大学(Hofstra University)で開かれた第2回討論会。激論開始から数分後、ロムニー氏とオバマ氏はすでにわずか数フィート(数十センチ)の距離に接近し、批判と反論の応酬をしながら激しく言い争った。
「ロムニー(前)知事は5項目計画があると言っている。しかし、彼は5項目の計画を持っていない。彼が持っているのは1項目の計画であり、それは、トップにいる連中が独自のルールで行動できることを確保することだ」と、オバマ氏はロムニー氏の経済政策を攻撃した。
一方、ロムニー氏は雇用危機についての会場の質問に対し、一般の米国人は「過去4年間で叩き潰された」と述べ、「優良な雇用を創出し、皆さんが皆さんにふさわしい機会を得られるようにするために必要な方法を、私は知っている」と訴えた。
オバマ氏はこれに即座に反論。質問者のジェレミー・エプスタイン(Jeremy Epstein)さん(20)の目をまっすぐ見据え、米国の景気回復を急ぐことを約束した。
さらにオバマ氏は、自ら手がけた自動車業界救済策で百万人の雇用が守られたと主張し、ロムニー氏がこの救済策に反対したことを非難した。「ロムニー(前)知事が語ったことは真実ではない。ロムニー氏は、彼らが営業を続けられる方策を一切与えずに、ただ破産させたかったのだ」と批判した。
第1回討論会で両候補を縛り付けていた演台は今回のタウンミーティング形式の討論会にはなく、両候補は舞台を所狭しと歩き回った。両候補は赤いカーペットの上でスツールに座り、自由に歩き回り、ボディーランゲージを使い、一般的な米国人たちの抱える不安への共感を表現した。(c)AFP