【10月8日 AFP】ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領が7日、60歳の誕生日を迎えた。

 大統領報道官は、プーチン大統領は誕生日を「友人と家族」とともに過ごすため故郷のサンクトペテルブルク(Saint Petersburg)に飛んだと発表した。だが、プーチン氏の支持者らは通りに繰り出して誕生日を祝い、国営テレビは同氏の誕生日をニュース番組で大きく取り扱った。

 モスクワ(Moscow)ではプーチン氏をテーマにした「最も優しい心を持った男」と銘打たれた展覧会が7日に開幕した。プーチン氏のペットの犬、コニー(Connie)と同じ種のブラック・ラブラドール・レトリバーも展示される。

 与党・統一ロシア(United Russia)の青年組織「若き親衛隊(Molodaya Gvardiya)」は、若い女性たちがさまざまな形でプーチン氏への敬愛を示した後に、バースデーケーキを持ってプーチン氏を歓迎するという動画をウェブサイト(http://mger2020.ru/nextday/2012/10/07/39219)上で公開した。

 だが、マイクロブログ、ツイッター(Twitter)には「レーニンは52歳で『レーニンじいさん』と言われてたんだぜ」と53歳で死んだ帝政ロシアの革命家、ウラジーミル・レーニン(Vladimir Lenin)を引き合いに出す書き込みも見られるなど、プーチン大統領に批判的な人たちは、ロシアの定年退職の年齢に達した同大統領はエネルギーに溢れた若いマッチョなリーダーを気取るには年を取りすぎたとからかっている。(c)AFP/Maria Antonova