【9月11日 AFP】バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領と抱き合い、喜びのあまりオバマ大統領を持ち上げた米フロリダ(Florida)州のピザ店主が、インターネットで共和党支持者たちの非難の集中砲火を浴びている。

 フロリダ州のフォートピアス(Fort Pierce)にあるピザレストラン「ビッグアップルピザ&パスタ(Big Apple Pizza and Pasta)」店主のスコット・バン・ドゥーザー(Scott Van Duzer)さんが、遊説中に立ち寄ったオバマ大統領を持ち上げている写真はメディアで取り上げられ、激戦州でのこの出来事はまたたく間に広まった。

 だが、出来事は笑顔を広めただけでなく、一方では冷笑ももたらしたようだ。

 レストランなどの口コミ評価サイト「イェルプ(Yelp)」にはバン・ドゥーザーさんを酷評するコメントが集まり、この写真撮影自体が民主党による「やらせ」だと非難する声が上がった。

「あのあほが(オバマ氏)に抱きついたのを見た。私は『絶対に』ここで食事をしない」「このハグが突然起きたなんて『ありえない』。何週間も前から計画されていたね」と、カリフォルニア(California)州のショーンさんは非難した。

 ワシントン(Washington)州スポーケン(Spokane)のDSさんも「これがやらせじゃないって信じられるか?シークレット・サービス(米大統領警護隊)は、誰かがオバマ大統領につかみかかることを絶対に許可しないし、持ち上げることなんてなおさらだ」と同調した。

 一方、ロサンゼルス(Los Angeles)のリッチ・Tさんは、悪いレビューを書き込んでいるのは一度も同ピザ店で食事をしたことがなく、「オバマ大統領に対して理由のない嫌悪感を抱いている人々だ」と非難。「みんなもっとやる事があるだろう」と訴えた。(c)AFP