【9月10日 AFP】11月の大統領で再選を目指すバラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は、遊説で各地を回っている。

 9日にオバマ大統領が立ち寄った米フロリダ(Florida)州フォートピアス(Fort Pierce)のピザレストラン「Big Apple Pizza and Pasta」では、2008年の大統領選でもオバマ氏に投票したという店主が感激のあまり大統領を抱き上げ、大統領の足が床から30センチ余り離れる場面があった。

 店主のスコット・ヴァン・ドゥーザー(Scott Van Duzer)さんは体重113キロ、身長190センチの巨漢。オバマ大統領は「スコット、きみは私が今まで出会った中で一番大きなピザ屋のオーナーだ」と話しかけた。「私もここのピザを食べたら大きくなれるかな」

 実は野党の共和党に登録しているというスコットさんだが、今年の選挙でもオバマ氏に投票するつもりだと語った。「俺は党の方針では投票しないよ。一緒にいて気持ちがいい人に投票するのさ。オバマさんといるととても気持ちがいい」

 大統領一行がこのレストランに立ち寄ったのは、ヴァン・ドゥーザーさんが献血に多くの人を集めてホワイトハウス(White House)と米医務総監から表彰されていたため。オバマ大統領は「成功しているだけでなく、社会に還元する人がここにいる」と語った。「この人は大きな胸の筋肉と大きなハートを持っている」(c)AFP