【9月5日 AFP】日本政府が東シナ海の尖閣諸島(Senkaku Islands、中国名:釣魚島、Diaoyu Islands)を約20億5000万円で購入することで地権者と合意したと、5日付の大手各紙が報じた。

 読売新聞(Yomiuri Shimbun)が政府関係者の話として伝えたところによると、長浜博行(Hiroyuki Nagahama)官房副長官が3日、地権者の男性と会い、魚釣島(Uotsurijima)など3島を政府が購入することで合意した。政府は近く地権者との間で売買契約を結ぶという。

 日本が実効支配している尖閣諸島については中国も領有権を主張しており、日中間の懸案になっている。8月には尖閣問題で中国を支持する活動家らが魚釣島に上陸し、日本の当局に逮捕されて強制送還されていた。(c)AFP