【8月20日 AFP】内部告発サイト「ウィキリークス(WikiLeaks)」の創設者、ジュリアン・アサンジ(Julian Assange)容疑者(41)は19日、ロンドン(London)にある在英エクアドル大使館のバルコニーで声明を読み上げた。

 アサンジ容疑者は6月に同大使館に入ってエクアドルへの政治亡命を求め、エクアドル政府は今月16日に亡命を認めると発表した。アサンジ容疑者が公にメッセージを発表したのは同大使館に入ってから初めて。

 声明の中でアサンジ容疑者は、亡命を認めたエクアドルのラファエル・コレア(Rafael Correa)大統領の「勇気」をたたえた。またウィキリークスに対する「魔女狩り」をやめるようバラク・オバマ(Barack Obama)米大統領に要求するとともに、米政府の情報を漏らしたとして訴追された米陸軍のブラッドリー・マニング(Bradley Manning)上等兵の釈放を求めた。

 大使館が入居している建物前にはアサンジ容疑者の支持者約200人と大勢の報道陣が集まり、警察官らがその周囲を取り囲んだ。(c)AFP/Ben Perry