【8月16日 AFP】米国のビル・クリントン(Bill Clinton)元大統領とヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)現国務長官を両親に持つチェルシー(Chelsea Clinton)さん(32)は、いつの日か自分も政界入りするという考えにまんざらでもないようだ。

 母親のヒラリー長官は2008年の米大統領選で民主党指名候補を目指したが、チェルシーさんは「(予備選に)母が立候補する前ならば、(政界入りの可能性に対する)答えはノーだったけど、今は分からない」と、ファッション誌ヴォーグ(Vogue)最新号のインタビューで語った。

 チェルシーさんは、ニューヨーク(New York)で国際関係論の博士号取得を目指しながら、前年12月からは米テレビNBCの番組のレポーターも務めている。

 父親は米大統領を2期にわたって務め、母親は現職の国務長官という家庭環境のチェルシーさんの周囲には常に「政治」があふれていた。選挙権年齢の18歳に達して以来、選挙は毎回投票してきた。

 いわばクリントン家の「家業」ともいえる政治の世界に自分も加わる可能性を、チェルシーさんは否定しない。「もしも私が必要とされていると思えるきっかけがあって、もっと健やかで正しく公平で豊かな世界を築いていくのに、十分にやっている人物が他にいると思えなかったら?その時は自分自身に問いかけて、その答えを出さなければならないでしょう」(c)AFP