【8月7日 AFP】南アフリカを訪問したヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)米国務長官は6日、ネルソン・マンデラ(Nelson Mandela)元南ア大統領と面会した。

 東ケープ(Eastern Cape)州クヌ(Qunu)の自宅で夫人のグラサ・マシェル(Graca Machel)さん、クリントン長官とともに写真撮影に臨んだマンデラ氏は言葉こそ発しなかったものの笑顔を見せた。

 マンデラ氏が南アフリカの大統領に就任した時、クリントン国務長官の夫ビル・クリントン(Bill Clinton)氏は米国の大統領だった。両家は親密な付き合いを続け、クリントン元大統領もマンデラ氏の94歳の誕生日の前日にあたる前月17日にクヌのマンデラ氏宅を訪れていた。

 マンデラ氏との面会を終えたクリントン国務長官はヨハネスブルク(Johannesburg)に飛び、米国と南アフリカの経済界のリーダーとの会合に参加した。

 クリントン長官は9日に南アフリカをたち、ナイジェリア、ベナンに向かう。その後ガーナに立ち寄って前月急死したジョン・アッタ・ミルズ(John Atta Mills)前大統領の国葬に参列した後、トルコのイスタンブール(Istanbul)に入ってシリア問題について協議する予定になっている。(c)AFP/Simm Mdledle