【7月30日 AFP】米ネバダ(Nevada)州にある米空軍のネバダ試験訓練場(Nevada Test and Training Range)で今月、戦闘機による攻撃を想定した訓練「レッドフラッグ(Red Flag 12-4)」が実施された。ロシア風の迷彩色にペイントされた「F-15」「F-16」戦闘機に乗る「侵略者」に対しパイロットたちは、イランや中国といった仮想敵国に用いるのと同じ戦術を駆使して立ち向かった。

 過去10年以上というもの、米軍が戦ってきた敵は戦闘機や対空兵器を持たない武装勢力などで、米軍戦闘機パイロットにとって「空を支配する」のは当然のことだった。だが米空軍は面積約12万平方キロメートルのネバダ試験訓練場で、基本に立ち返り戦闘機や地対空ミサイル、衛星妨害装置を備えた敵部隊を想定した訓練を行っている。(c)AFP