【7月30日 AFP】都内で29日、東京電力(TEPCO)福島第1原発事故後の原発稼働に反対する抗議行動「7.29脱原発国会大包囲」が行われ、火を灯したろうそくやプラカードを手にした参加者らが国会議事堂を取り囲んだ。

 これに先立ち参加者らは厳しい暑さの中、国会議事堂に向けてデモ行進した。参加者の中にはガスマスクや白い防護服を着た人たちや、小さい子供のいる家族連れもいた。参加人数は主催者発表で20万人、警察が報道機関に明らかにした数で1万~2万人だった。

 野田佳彦(Yoshihiko Noda)首相が6月に原発2基の再稼働を指示して以来、日本では反原子力感情が高まっている。前日の28日には環境政策を掲げた候補者の国政進出を目指す政治団体「緑の党(Greens Japan)」の設立総会も開かれた。(c)AFP/Kyoko Hasegawa