【7月25日 AFP】西アフリカ、ガーナのジョン・アッタ・ミルズ(John Atta Mills)大統領が24日、体調不良を訴えて首都アクラ(Accra)の病院で手当てを受けていたところ、数時間後に急死した。68歳だった。死因は明らかにされていない。

 ミルズ大統領は最近、米国で「定期的な健康診断」を受けたと発表されていたが、このところ声が出なくなったり、体重が減ったりするなど病気の兆候が出ていた。現地のメディアはミルズ大統領は咽喉がんだったという未確認情報も報じている。

 ガーナ憲法の規定によりジョン・ドラマニ・マハマ(John Dramani Mahama)副大統領が後任の大統領に就任した。マハマ新大統領は前大統領の残りの任期を務めると述べた。12月に行われる予定の大統領選にミルズ氏も出馬する予定だった。

 西アフリカでは珍しく民主主義が根付いているガーナではミルズ大統領在任中の2010年12月に同国最大の大規模産油施設が操業を開始するなど、近年は世界の産油国の一角を占めるようになっている。(c)AFP/David Adadevoh