【7月15日 AFP】イタリアのシルビオ・ベルルスコーニ(Silvio Berlusconi)前首相が、2013年総選挙での首相返り咲きを目指して準備を進めている。イタリア紙が前週、報じた。自由国民党(People of FreedomPDL)の現党首、アンジェリノ・アルファノ(Angelino Alfano)前法相も報道を一部認めている。

 マリオ・モンティ(Mario Monti)伊首相が2013年の退任を明言したことを受け、あるイタリア紙は「決断は下された。ベルルスコーニ氏はもう一度首相の座に名乗りをあげるだろう」と報じた。

 記事によると、ベルルスコーニ氏がふたたびPDL党首になった場合、PDLは最高30%の議席を獲得する可能性があるとの世論調査結果が出たことを受け、同氏は立候補を決断したという。

 この報道について質問されたアルファノ党首は、「ベルルスコーニ氏の出馬を求める人は大勢おり、私もその1人だ。最終的にベルルスコーニ氏はカムバックを決断するだろう」と語った。

 総選挙は2013年4月に行われる。そのとき、ベルルスコーニ氏は76歳になっている。(c)AFP