【7月9日 AFP】エジプトのムハンマド・モルシ(Mohamed Morsi)大統領は8日、最高憲法裁判所の判断を受けて6月15日になされた議会を解散するという決定を無効にする大統領令を出し、議会の召集を命じた。半国営の中東通信(MENA)が報じた。

 最高憲法裁判所が選挙法の一部の条項が憲法に違反していると判断したことを受け、軍最高評議会はムスリム同胞団などイスラム系議員が多数を占めていた議会を解散し、立法権を掌握していた。

 中東通信によると、軍最高評議会は大統領令について協議するため緊急会議を招集した。大統領と軍の間に対立が生じる可能性も出てきた。(c)AFP/Mona Salem