香港返還15年で抗議行動
発信地:香港
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【7月1日 AFP】香港の主権が英国から中国に返還されてから15年になる1日、香港では、訪問中の胡錦濤(Hu Jintao)中国国家主席を標的にした抗議行動が行われている。
香港政府トップの行政長官に同日就任した実業家の梁振英(Leung Chun-ying)氏は「香港基本法を守ることを誓う」と宣誓式で述べ、胡主席と握手を交わした。香港基本法は香港の憲法にあたるもので、1997年の返還の際に、「1国2制度」の方針のもとで英国植民地時代の権利を保障するものとして制定された。
香港では新行政長官の選出をめぐって中国政府に対する反発が高まっており、返還15年式典と就任式を前に警官隊を配備し、巨大なバリケードを設置するなど厳重な警備態勢が敷かれている。
就任式典では、「一党独裁に終止符を」と叫び、天安門事件について声を上げる男性がいたが、迅速に取り囲まれ連行されていた。また、香港旗と中国旗の掲揚式では、出席が予定されていた胡主席の姿はなく、掲揚式会場から数百メートル離れた場所で「天安門事件を忘れない」「胡錦濤、聞こえるか」と叫び声を上げる人々の姿が見られた。
胡主席は正午ごろに香港を離れる予定。その直後には、大規模なデモ行進が計画されている。(c)AFP/Aaron Tam
香港政府トップの行政長官に同日就任した実業家の梁振英(Leung Chun-ying)氏は「香港基本法を守ることを誓う」と宣誓式で述べ、胡主席と握手を交わした。香港基本法は香港の憲法にあたるもので、1997年の返還の際に、「1国2制度」の方針のもとで英国植民地時代の権利を保障するものとして制定された。
香港では新行政長官の選出をめぐって中国政府に対する反発が高まっており、返還15年式典と就任式を前に警官隊を配備し、巨大なバリケードを設置するなど厳重な警備態勢が敷かれている。
就任式典では、「一党独裁に終止符を」と叫び、天安門事件について声を上げる男性がいたが、迅速に取り囲まれ連行されていた。また、香港旗と中国旗の掲揚式では、出席が予定されていた胡主席の姿はなく、掲揚式会場から数百メートル離れた場所で「天安門事件を忘れない」「胡錦濤、聞こえるか」と叫び声を上げる人々の姿が見られた。
胡主席は正午ごろに香港を離れる予定。その直後には、大規模なデモ行進が計画されている。(c)AFP/Aaron Tam