【6月13日 AFP】ミャンマーの民主化運動指導者、アウン・サン・スー・チー(Aung San Suu Kyi)氏は13日、1988年以来初となる欧州歴訪に向けて同国を出発した。訪問先の1つ、ノルウェーの首都オスロ(Oslo)では、1991年に受賞して世界の注目を浴びたノーベル平和賞(Nobel Peace Prize)の受賞演説を行う予定だ。

 ミャンマー(旧ビルマ)では前年、数十年にわたって続いた軍政に終止符が打たれ、民政を掲げる新政権が誕生した。ミャンマー最大野党・国民民主連盟(NLD)を率いるスー・チー氏の欧州歴訪は、同国で進む政治改革の最新の動きとなる。

 スー・チー氏はノルウェーの他、スイス、英国、フランス、アイルランドの5か国を2週間以上かけて訪問する予定。(c)AFP