【6月7日 AFP】中国湖南(Hunan)省邵陽(Shaoyang)の病院で不審死した民主活動家の李旺陽(Li Wangyang)氏(62)の妹とその夫が警察に身柄を拘束されたことが分かった。李氏の家族の知人が7日、AFPに明らかにした。

 李氏は入院していた邵陽の病院で6日に不審死した。だが警察は死因を自殺と断定し、遺族の了解を取らずに遺体を持ち去った。この知人によると、警察は妹夫婦をホテルで拘束しているという。

 また、他の活動家や支援者らも面倒を起こさないよう当局から警告されたうえ、厳しい監視下に置かれている。

 李氏は、1989年の天安門(Tiananmen)事件時に邵陽で労働者の民主化運動を組織して逮捕され、11年間服役。出所後に服役中の虐待を訴えたところ、国家転覆扇動罪で再び逮捕されて有罪となり、2001年からさらに10年間服役した。服役中に受けた虐待で、李氏はほとんど聴力と視力を失っている。(c)AFP

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