【6月1日 AFP】米ボストン(Boston)の連邦控訴裁判所(連邦高裁)は5月31日、「結婚は男女間にのみ成立する」と規定した連邦法「婚姻擁護法(Defense of Marriage ActDOMA)」について、違憲との判断を下した。

 3人の判事全員が、DOMAは異性間の婚姻で得られる権利を同性カップルに認めていないとして、下級審での違憲判断を支持。同性婚の場合、連邦税の合算申告による減税や、社会保障制度の遺族手当、連邦政府職員の配偶者を対象とした医療保険の給付などが受けられない点を指摘した。

 現在米国では、2004年のマサチューセッツ(Massachusetts)州を皮切りに、計8州で同性婚が合法化されている。(c)AFP

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