ギリシャ暫定首相は「つらいよ」、自分の名字でジョーク
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【5月18日 AFP】16日に就任したギリシャ選挙管理内閣のパナギオティス・ピクラメノス(Panagiotis Pikrammenos)暫定首相(67)は同日、ギリシャ語で「つらい」「悲しくなる」などといった意味を持つ自分の名字がこの地位にぴったりだというジョークを飛ばした。
ピクラメノス氏は「今日の新聞で、この名字を持つ私は(ポスト独裁政権時代)最後の首相に最もふさわしい候補だという記事を読んだ」と語った。
独裁政権崩壊後の38年間、ギリシャ政界は保守政党と社会主義政党が支配してきたが、欧州連合(EU)や国際通貨基金(IMF)から融資を受ける条件とされた厳しい緊縮策でつらい思いを強いられた有権者は、今月6日の総選挙でこの体制を打ち砕いた。総選挙後9日間にわたった政党間の協議も実を結ばず、組閣は失敗に終わった。
カロロス・パプリアス(Carolos Papoulias)大統領から組閣の委任を受けたピクラメノス氏は、「わが国が困難な時代を迎えていることは明らかだ。国の威信を保ち、スムーズな政権交代を確実に行う必要がある」と語った。
同国の最高行政訴訟機関「国民評議会」を率いるピクラメノス氏は、再選挙の管理だけを目的とする新内閣に多数の上級判事を起用するとみられている。半国営のアテネ通信(Athens News Agency、ANA)は、再選挙の投票は6月17日に行われると報じている。(c)AFP
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ピクラメノス氏は「今日の新聞で、この名字を持つ私は(ポスト独裁政権時代)最後の首相に最もふさわしい候補だという記事を読んだ」と語った。
独裁政権崩壊後の38年間、ギリシャ政界は保守政党と社会主義政党が支配してきたが、欧州連合(EU)や国際通貨基金(IMF)から融資を受ける条件とされた厳しい緊縮策でつらい思いを強いられた有権者は、今月6日の総選挙でこの体制を打ち砕いた。総選挙後9日間にわたった政党間の協議も実を結ばず、組閣は失敗に終わった。
カロロス・パプリアス(Carolos Papoulias)大統領から組閣の委任を受けたピクラメノス氏は、「わが国が困難な時代を迎えていることは明らかだ。国の威信を保ち、スムーズな政権交代を確実に行う必要がある」と語った。
同国の最高行政訴訟機関「国民評議会」を率いるピクラメノス氏は、再選挙の管理だけを目的とする新内閣に多数の上級判事を起用するとみられている。半国営のアテネ通信(Athens News Agency、ANA)は、再選挙の投票は6月17日に行われると報じている。(c)AFP
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