【5月12日 AFP】総選挙後の連立協議が難航しているギリシャで、第1党の新民主主義党(ND)、第2党に浮上した反財政緊縮派の急進左派連合(SYRIZA)に続き、第3党の全ギリシャ社会主義運動(PASOK)も11日、連立交渉が失敗したことを明らかにした。

 PASOKのエバンゲロス・ベニゼロス(Evangelos Venizelos)党首は、社会主義政党の同党と保守派による財政緊縮策推進派の大連立への参加を、第2党となった左派急進派のSYRIZAに呼び掛けていたが、SYRIZAは連立入りを拒否した。

 上位3党が連立協議に失敗した事態を受け、憲法の規定に従い、今週末にもカロロス・パプリアス(Carolos Papoulias)大統領が各党党首を集め、救国内閣樹立を目指した調整を試みるが、17日までに合意に至らなかった場合には再選挙が実施されることになる。(c)AFP/Helene Colliopoulou

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