【5月10日 AFP】6日のギリシャ総選挙で第2党へと躍り出た急進左派連合(SYRIZA)のアレクシス・ツィプラス(Alexis Tsipras)党首は9日、各党との連立協議を断念すると発表した。

 ツィプラス党首は、第1党の右派・新民主主義党(ND)の組閣断念を受けて8日から連立政権の発足に向け奔走していたが、9日夜になって、共産党(Communists)と民主左派党(Democratic Left)との協議が決裂したとして、これ以上の交渉を打ち切ると表明した。

 これにより、連立政権発足に向けた協議は第3党の全ギリシャ社会主義運動(PASOK)のエバンゲロス・ベニゼロス(Evangelos Venizelos)党首の手に委ねられることとなった。17日までに組閣できない場合は、再選挙が実施されることになる。

 一方、ギリシャに2400億ユーロ(約25億円)の融資を行う欧州連合(EU)側は、新政権が融資条件を遵守できない場合には10日の融資を最後に支援を打ち切る可能性もあると警告している。(c)AFP

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