プーチン氏、ロシア大統領に就任 4年ぶりの復帰
このニュースをシェア
【5月7日 AFP】ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)氏が7日、モスクワ(Moscow)のクレムリン(Kremlin)で宣誓し、大統領に就任した。4年ぶりの復帰となる。
プーチン氏はロシア憲法に手を置き、「国民の権利と自由を尊重し保護する」ことを宣誓し、ロシアの安全を守ることを誓ってドミトリー・メドベージェフ(Dmitry Medvedev)前大統領から大統領職を継承した。メドベージェフ氏は今週中に首相に就任する見込みだ。
プーチン氏は宣誓の中で「国家の主権と独立、安全と保全を守り、誠実に国民に奉仕する」ことを誓った。
しかし、国内の活動家らはプーチン氏が過去12年間のロシア支配の中で政権の安定を確保するために人権を犠牲にしてきたと批判しており、またくすぶり始めた新たな任期に対する抗議運動も弾圧するのではと懸念している。なお大統領の任期は、メドベージェフ政権下で4年から6年に延長されている。
就任式は、大クレムリン宮殿(Grand Kremlin Palace)の「聖アンドレイ勲章大広間(Hall of the Order of St. Andrew)」で行われ、公の場にほとんど姿を現すことのないリュドミラ(Lyudmila Putina)夫人を含むロシアのエリート層の特別招待客らが出席した。(c)AFP