【5月2日 AFP】宣誓の文言をめぐり国会への初登院を見送っていたミャンマーの民主化運動指導者アウン・サン・スー・チー(Aung San Suu Kyi)氏(66)は2日、ボイコットを撤回し国会での宣誓を行った。

 AFPの記者によれば、スー・チー氏は、党首を務める野党・国民民主連盟(National League for DemocracyNLD)の党員ら33人と共に起立して宣誓文を読み上げた。これにより、ノーベル平和賞を受賞したスー・チー議員の20年以上にわたる圧政との戦いの新時代が始まった。

 4月の選挙で下院議員に当選したスー・チー氏らは、軍政が定めた憲法を「護持する」との宣誓文言に抗議し、国会への登院をボイコットしていた。

 だが名目上の民政を行うテイン・セイン(Thein Sein)大統領は交渉に応じず、スー・チー氏は4月30日、要求を撤回し登院する意向を表明していた。(c)AFP

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◆初登院したスー・チー氏(YouTube/AFPBB News公式チャンネル)