【4月27日 AFP】ブラジルのセルソ・アモリン(Celso Amorim)国防相は26日、天然資源保護のため、アマゾン(Amazon)での軍の活動を強化する方針を上院で明らかにした。

 アモリン国防相は、「アマゾン防衛の取り組みは不可欠だ。海軍、空軍、全ての軍が今後数年間でアマゾンでのプレゼンスを強化する」と述べた。

 同国防相は、ブラジルが近隣諸国から脅威を受けているとの認識は持っていないとした一方、「域外勢力」がアマゾンの天然資源を狙う可能性はあると指摘。ペルー、コロンビアと共同で安全保障委員会を立ち上げる計画について触れ、アマゾンを共有する国々との「透明性のある協力」の強化を検討していると述べた。

 南米で最大、世界で第6位の経済大国ブラジルは、ボリビア、コロンビア、エクアドル、ガイアナ、ペルー、スリナム、ベネズエラとアマゾンを共有している。(c)AFP