スーダンのバシル大統領、南スーダンの「虫けら」政府打倒を宣言
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【4月19日 AFP】スーダンのオマル・ハッサン・アハメド・バシル(Omar Hassan Ahmed al-Bashir)大統領は18日、南スーダン軍が制圧した南部の油田地帯ヘグリグ(Heglig)の奪還に向かうスーダン軍を支持する集会で、南スーダンの「虫けら」政府を打倒すると警告した。
軍服姿もみられる若者ら3000人を前に、バシル大統領は「今日より、われわれの目標は『スーダン人民解放運動(Sudan People's Liberation Movement、SPLM)』から南スーダン市民を解放することだ」と演説。SPLMを「スーダンを破壊しようとしている虫けら」と呼び、「虫けらを完全に排除する」などと述べた。さらに、バシル大統領は「(戦いの)終わりはヘグリグではない。終わりは(南スーダンの首都)ジュバ(Juba)だ」と気勢をあげた。
3月に始まったヘグリグをめぐる南北スーダンの衝突は、南スーダン軍が油田のあるヘグリグを制圧した10日を機に、スーダン軍が南側への空爆を続けるなど激化の一途を辿っている。
国際連合(UN)をはじめ国際社会は南北双方を非難し、全面戦争の回避に向けて調停に動いているが、さらなる戦闘の拡大が懸念されている。(c)AFP/Ian Timberlake
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軍服姿もみられる若者ら3000人を前に、バシル大統領は「今日より、われわれの目標は『スーダン人民解放運動(Sudan People's Liberation Movement、SPLM)』から南スーダン市民を解放することだ」と演説。SPLMを「スーダンを破壊しようとしている虫けら」と呼び、「虫けらを完全に排除する」などと述べた。さらに、バシル大統領は「(戦いの)終わりはヘグリグではない。終わりは(南スーダンの首都)ジュバ(Juba)だ」と気勢をあげた。
3月に始まったヘグリグをめぐる南北スーダンの衝突は、南スーダン軍が油田のあるヘグリグを制圧した10日を機に、スーダン軍が南側への空爆を続けるなど激化の一途を辿っている。
国際連合(UN)をはじめ国際社会は南北双方を非難し、全面戦争の回避に向けて調停に動いているが、さらなる戦闘の拡大が懸念されている。(c)AFP/Ian Timberlake
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