【4月17日 AFP】コロンビアの観光都市カルタヘナ(Cartagena)で開かれていた米州サミットに出席したヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)米国務長官が14日夜、プライベートでビールを飲みながらダンスに興じる珍しい姿を見せた。

 サミットに出席した各国首脳との公式夕食会の数時間後、クリントン国務長官は付近にあるナイトクラブ「カフェ・ハバナ(Cafe Havana)」に登場。夕食会で着た黒のパンツスーツに豪華なネックレスをしたままだが髪はほどき、政府職員のナイトパーティーに参加してつかの間の休息を楽しんだ。

 ある米国務省職員は匿名を条件に、クリントン国務長官は職員らが開いたロバータ・ジェイコブソン(Roberta Jacobson)国務次官補(西半球担当)の誕生パーティーが「サミットの夕食会終了後も続いていたので、立ち寄りを希望し途中から参加した」とAFPに語った。

 息の詰まるような外交上の微妙な交渉や困難な国際問題の世界を抜け出し、クリントン国務長官は女性たちに囲まれながら笑顔でダンスに興じ、冗談を言いつつ座ってビールを飲んでいた。

 国務省のマーク・トナー(Mark Toner)報道官は米首都ワシントンD.C.(Washington D.C.)で、クリントン国務長官は「カルタヘナのナイトライフを職員と共に少し楽しみ、非常に良い時間を過ごしただけ」だと述べ、国務長官の行動は適切だったかという質問に「『イヌが人をかんだ』という類のニュースで、どうということはない」と答えた。

 ナイトクラブでのクリントン長官の幸せそうな写真は瞬く間にネット上に広がった。インターネット上では最近、C17軍用輸送機内でサングラスをかけ、携帯電話を手にするクリントン長官の写真を使ったブログ「Texts from Hillary(ヒラリーからのメール)」が話題になったばかりだった。

 ブログサービス「タンブラー(Tumblr)」上でこのブログを展開する作者らは10日、実際にクリントン長官と面会する機会を与えられた。クリントン長官は後にこのブログに直接書き込みもしている。(c)AFP

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