方励之氏が米国で死去、中国の民主化運動を指導
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【4月8日 AFP】1989年の天安門事件につながる中国の民主化運動に強い影響を与えた方励之(Fang Lizhi)氏が6日、亡命先の米国で死去した。76歳。天安門事件のときのデモ指導者で、方氏と近い王丹(Wang Dan)氏が7日、述べた。
国際的に著名な天体物理学者だった方氏は、民主化デモへの支持を公言した後、在北京米大使館で1年間保護され、1990年に中国から出国した。
方氏と同じく米国に亡命中の王氏は、AFPの取材に電子メールで応じ、方氏が6日早朝、米アリゾナ(Arizona)州トゥーソン(Tucson)の自宅で死去したと述べた。
また王氏は、米SNSフェイスブック(Facebook)に掲載した追悼文で「彼は中国の宝だった。だが祖国で死ぬ場所を与えられず、亡命先で死ななければならなかった」と述べた。
方氏は、改革を求める発言を行ったことから、1987年に中国科学技術大学の副学長を解職、中国共産党からも除名され、その名を知られるようになった。(c)AFP/Patrick Baert
国際的に著名な天体物理学者だった方氏は、民主化デモへの支持を公言した後、在北京米大使館で1年間保護され、1990年に中国から出国した。
方氏と同じく米国に亡命中の王氏は、AFPの取材に電子メールで応じ、方氏が6日早朝、米アリゾナ(Arizona)州トゥーソン(Tucson)の自宅で死去したと述べた。
また王氏は、米SNSフェイスブック(Facebook)に掲載した追悼文で「彼は中国の宝だった。だが祖国で死ぬ場所を与えられず、亡命先で死ななければならなかった」と述べた。
方氏は、改革を求める発言を行ったことから、1987年に中国科学技術大学の副学長を解職、中国共産党からも除名され、その名を知られるようになった。(c)AFP/Patrick Baert