トルコで「シリアの友人」会合、シリア政権への圧力強める
このニュースをシェア
【4月2日 AFP】トルコのイスタンブール(Istanbul)で1日、アラブ連盟(Arab League)加盟国や米仏独などが参加して、アサド政権による反体制派の弾圧が続くシリア情勢について協議する「シリアの友人(Friends of Syria)」会合が開かれた。
参加各国は、シリアのバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)政権に、国連(UN)とアラブ連盟のシリア特使であるコフィ・アナン(Kofi Annan)前国連事務総長が提示した調停案の履行期限を設定するよう求めるとともに、国連にシリアでの弾圧停止に向けた具体的な行動を求めた。しかし、アサド政権の打倒に向けて闘う反体制側への武器供与への支持には踏み込まなかった。
国連の調停案は国連とアラブ連盟のシリア特使であるコフィ・アナン(Kofi Annan)前国連事務総長が提示したもので、弾圧の停止、人道目的での1日2時間の停戦、全ての戦闘地域への立ち入りの許可、シリア主導の包括的な政治的プロセスの推進、デモを行う権利、任意で拘束されている人々の釈放の6項目を受け入れるようアサド政権に求めている。アサド大統領は前月27日、この調停案を受け入れる意志を示したが、反体制派側への攻撃は停止していない。
また会合では、「シリア国民評議会(Syrian National Council)」を「全シリア人の正当な代表」として承認し、国際社会との主要な対話窓口とすることとされた。
「シリアの友人」会合は、2月下旬にチュニジアの首都チュニス(Tunis)で開かれて以来2回目。開催国トルコのレジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)首相は、国連安保理が責務を果たさないのであれば、国際社会はシリア国民が武器をとって自衛する権利を容認せざるをえなくなると警告した。
ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)米国務長官も、アサド政権がアナン氏の調停案受け入れを示した後も反体制派への攻撃を続けていることを批判した。シリアでは1日も政府軍と反体制派との戦闘で新たに40人の死亡が報告された。(c)AFP/Ceren Kumova and Rita Daou
参加各国は、シリアのバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)政権に、国連(UN)とアラブ連盟のシリア特使であるコフィ・アナン(Kofi Annan)前国連事務総長が提示した調停案の履行期限を設定するよう求めるとともに、国連にシリアでの弾圧停止に向けた具体的な行動を求めた。しかし、アサド政権の打倒に向けて闘う反体制側への武器供与への支持には踏み込まなかった。
国連の調停案は国連とアラブ連盟のシリア特使であるコフィ・アナン(Kofi Annan)前国連事務総長が提示したもので、弾圧の停止、人道目的での1日2時間の停戦、全ての戦闘地域への立ち入りの許可、シリア主導の包括的な政治的プロセスの推進、デモを行う権利、任意で拘束されている人々の釈放の6項目を受け入れるようアサド政権に求めている。アサド大統領は前月27日、この調停案を受け入れる意志を示したが、反体制派側への攻撃は停止していない。
また会合では、「シリア国民評議会(Syrian National Council)」を「全シリア人の正当な代表」として承認し、国際社会との主要な対話窓口とすることとされた。
「シリアの友人」会合は、2月下旬にチュニジアの首都チュニス(Tunis)で開かれて以来2回目。開催国トルコのレジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)首相は、国連安保理が責務を果たさないのであれば、国際社会はシリア国民が武器をとって自衛する権利を容認せざるをえなくなると警告した。
ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)米国務長官も、アサド政権がアナン氏の調停案受け入れを示した後も反体制派への攻撃を続けていることを批判した。シリアでは1日も政府軍と反体制派との戦闘で新たに40人の死亡が報告された。(c)AFP/Ceren Kumova and Rita Daou