モスクワなどで反プーチンデモ、逮捕者多数
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【3月6日 AFP】ロシアのモスクワ(Moscow)などで5日、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)首相が勝利した前日4日の大統領選で不正があったとして抗議するデモが行われた。この選挙ではプーチン氏が最終的に64%近くの票を獲得して当選した。
モスクワ(Moscow)中心部のプーシキン広場(Pushkin Square)には約2万人の反プーチン派が集まり、「ロシアにイエス!プーチンにノー」などと叫んだ。
ほとんどは平穏に解散したが、警察は広場から立ち去ることを拒否した数百人を強制的に排除した。現場にいたAFPの特派員によると、混乱した現場で警察は数十人を逮捕し、近くに止まっていた警察車両に押し込んだ。
逮捕者の中には、ロシアの反汚職運動の著名人で、一部では将来プーチン氏のライバルになるのではという声も上がっていたアレクセイ・ナワリヌイ(Alexei Navalny)氏や、著名活動家のセルゲイ・ウダルツォフ(Sergei Udaltsov)氏、イリヤ・ヤシン(Ilya Yashin)氏もいた。
ヤシン氏は警察車両の中から電話で、「みんな平静だったが、ある時点で警察が介入し始めて(デモ参加者を)蹴ったり、彼らの服を破いたりした」と独立系のDozhd TVに述べた。
モスクワ警察は、中央選挙委員会の近くで行われた別の未許可のデモでも数十人を逮捕した。このほか、プーチン氏の故郷サンクトペテルブルク(Saint Petersburg)でも当局の許可を受けていない集会が開かれ、モスクワと同様に警察が介入して逮捕者が出た。警察によるとモスクワで約250人、サンクトペテルブルクで約300人が逮捕された。(c)AFP/Anna Malpas and Benoit Finck