IAEA調査団、イランに出発 求められる「具体的な成果」
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【2月20日 AFP】イランの核兵器開発疑惑の解明に向けた国際原子力機関(IAEA)の調査団が19日、2日間のイラン訪問のため、ウィーン(Vienna)を出発した。
調査団を率いるヘルマン・ナカーツ(Herman Nackaerts)事務次長はウィーンの空港で記者団に対し、「具体的な成果をあげることが重要だ」と述べ、核開発における軍事的側面が最優先事項となるものの、全ての懸案事項に取り組みたいとの姿勢を示すとともに、「非常に複雑な問題で時間を要するかもしれないが、(訪問が)建設的なものになることを期待している」と語った。
ナカーツ事務次長が率いる調査団がイランを訪問するのは、前月29~31日に続き3週間ぶり。今回は、IAEAが前年11月の報告書で指摘した核兵器開発疑惑について、実質的な協議のテーブルにつくイラン側の意志の有無を測る試金石となる。
前回のイラン訪問はイラン側との信頼醸成の側面が大きく、調査団はイラン側の核開発の鍵を握る重要人物とは1人も面会しておらず、核関連施設も訪れていない。
IAEAは前年11月に発表した報告書で、イランが「核兵器製造に関連した」活動を実施したと指摘した。これを受けて米国や欧州連合(EU)は、石油分野での対イラン制裁を強化。さらには、イランと敵対関係にあるイスラエルが、イランの核施設攻撃を企てているとの臆測が広がっている。(c)AFP
調査団を率いるヘルマン・ナカーツ(Herman Nackaerts)事務次長はウィーンの空港で記者団に対し、「具体的な成果をあげることが重要だ」と述べ、核開発における軍事的側面が最優先事項となるものの、全ての懸案事項に取り組みたいとの姿勢を示すとともに、「非常に複雑な問題で時間を要するかもしれないが、(訪問が)建設的なものになることを期待している」と語った。
ナカーツ事務次長が率いる調査団がイランを訪問するのは、前月29~31日に続き3週間ぶり。今回は、IAEAが前年11月の報告書で指摘した核兵器開発疑惑について、実質的な協議のテーブルにつくイラン側の意志の有無を測る試金石となる。
前回のイラン訪問はイラン側との信頼醸成の側面が大きく、調査団はイラン側の核開発の鍵を握る重要人物とは1人も面会しておらず、核関連施設も訪れていない。
IAEAは前年11月に発表した報告書で、イランが「核兵器製造に関連した」活動を実施したと指摘した。これを受けて米国や欧州連合(EU)は、石油分野での対イラン制裁を強化。さらには、イランと敵対関係にあるイスラエルが、イランの核施設攻撃を企てているとの臆測が広がっている。(c)AFP