【2月11日 AFP】中国当局はインターネット規制の一環として、マイクロブログのユーザーに3月中旬から、実名以外での投稿を禁止する。

 当局はすでに最近、微博(ウェイボー)と呼ばれる中国版ツイッター(Twitter)に相当するマイクロブログのユーザーに実名での登録を命じている。

 中国では今年10年に1度の共産党最高指導部の交代があるが、当局はインターネットが暴動や騒乱を助長する可能性を恐れており、規制を強化している。ユーザー登録を実名に限れば、当局から見て問題のある投稿をした人物を追跡しやすくなる。

 AFPが取材した政府関係者によると、実名登録の義務付けは3月16日から開始される。ただし、実名で登録しないユーザーはマイクロブログの投稿も引用もできなくなるということ以外は、詳細は語らなかった。国営新華社(Xinhua)通信によると、規制に従わないユーザーは、他のユーザーの投稿を読むこと以外、すべてのマイクロブログの使用を禁止される。(c)AFP