【2月9日 AFP】米大統領選の共和党候補者争いで、保守派のリック・サントラム(Rick Santorum)元上院議員が、7日に行われたミネソタ(Minnesota)・コロラド(Colorado)両州の党員集会とミズーリ(Missouri)州予備選で3連勝し、「圏外」から再浮上した。

 サントラム氏の得票率は、ミズーリ州で55%と、2位のミット・ロムニー(Mitt Romney)前マサチューセッツ(Massachusetts)州知事に倍以上の大差をつけた。ミネソタ州では45%を獲得し、2位ロン・ポール(Ron Paul)下院議員、3位ロムニー氏を大きく引き離した。コロラド州ではサントラム氏が接戦の末、ロムニー氏を5%差で下した。

 サントラム氏は自身の支持基盤であるキリスト教福音派が多いミネソタ、ミズーリ両州で善戦すると見られていたが、コロラド州での勝利を予想する者はほとんどいなかった。

 同氏の巻き返しにより、候補者争いはさらなる混戦が予想されるが、代議員数では依然としてロムニー氏がリードし、ニュート・ギングリッチ(Newt Gingrich)元下院議長が2位につけている。(c)AFP/Mira Oberman