【2月3日 AFP】北大西洋条約機構(NATO)は2日、アフガニスタン駐留軍の戦闘任務を来年半ばまでにアフガニスタン軍に引き継ぐ方針を明らかにした。

 NATOのアナス・フォー・ラスムセン(Anders Fogh Rasmussen)事務総長は、駐留軍は引き継ぎ後、後方支援にまわると述べた。ただし、当初の取り決めに従い、2014年までは撤退しないと強調した。

 レオン・パネッタ(Leon Panetta)米国防長官は1日、NATOは2013年末までに「戦闘任務から訓練・助言・支援任務に移行する」と発言していた。アフガンに駐留する米国とその同盟国軍の戦闘任務が来年後半までに終わる可能性を米政府が示したのは初めて。

 ラスムセン事務総長とパネッタ長官は、今回の計画は、2010年11月にポルトガル・リスボン(Lisbon)で採択された「アフガニスタン軍への治安権限移譲を2014年末までに完了する」決定に沿ったものだと述べている。(c)AFP/Mathieu Rabechault and Laurent Thomet