【2月1日 AFP】2012年米大統領選に向けた共和党候補指名争いのフロリダ(Florida)州予備選で31日、ミット・ロムニー(Mitt Romney)前マサチューセッツ(Massachusetts)州知事(64)の勝利が確実となった。米メディアが報じた。ロムニー氏にとって指名獲得の弾みとなりそうだ。

 開票率約7割の時点で得票率47%のロムニー氏に対し、2位のニュート・ギングリッチ(Newt Gingrich)元下院議長(68)は31%にとどまった。フロリダ州の予備選では約200万人が投票した。

 21日のサウスカロライナ(South Carolina)州で勝利したギングリッチ氏だが、その勢いはフロリダまで続かず、流れはロムニー氏へと向かった。ギングリッチ氏にとっては大きな痛手となり、今後の逆転は難しくなった。

 11月の大統領選までまだ時間はあるが、フロリダ州の予備選を制したロムニー氏は、今後の重要州での指名争いも有利に進める力を有していることを示した。次は4日にネバダ(Nevada)州とメーン(Maine)州で党員集会が行われる。(c)AFP/Andrew Beatty

【関連記事】米予備選、サウスカロライナはギングリッチ氏勝利 指名争い混戦