【1月31日 AFP】中国政府は30日、日本政府が沖縄県・尖閣諸島(Senkaku Islands、中国名:釣魚島、Diaoyu Islands)周辺の無人島を日本語で命名する計画について抗議した。国営新華社(Xinhua)通信が報道した。

 同通信によると、日本政府は3月末までに尖閣諸島の「周辺の島々」を含めた39島の名称を決める予定だという。

 日中双方が領有権を主張する東シナ海(East China Sea)の尖閣諸島には豊かな漁業資源のほか、石油や天然ガス資源も眠っているとみられており、台湾も領有権を主張している。

 中国外務省の劉為民(Liu Weimin)報道官は声明で「釣魚島とその周辺諸島は以前から中国領土の一部で、中国政府が主権を持つ」と述べた。

 また同報道官は「中国は日本政府の命名計画について、すでに公式に抗議した」と述べ、こうした「一方的な行為」は「違法で無効」だと主張した。(c)AFP