【1月24日 AFP】欧州連合(EU)は23日、ブリュッセル(Brussels)で外相理事会を開き、イランの核開発の資金源を断ち、イランに交渉の席へ復帰させるため、イラン産原油の輸入禁止を正式決定した。

 イラン産原油の新規輸入は即時禁止となり、既存の契約分も7月1日までに段階的に禁止される。

 また、イラン中央銀行がEU域内に保有する資産の凍結も決定。石油化学製品の輸入や石油化学関連の投資、貴金属の取引も禁止した。

 イランにとってEUは、中国に次ぐ第2位の原油輸出先。今回の制裁は、イラン核開発の資金源を断つことを目指したEUのこれまでの経済制裁の中で最も厳しいものとなる。(c)AFP/Claire Rosemberg