【1月18日 AFP】ミャンマー民主化運動の指導者アウン・サン・スー・チー(Aung San Suu Kyi)さん(66)が、4月に行われる連邦議会補欠選挙に出馬する。

 AFPのカメラマンによると、スー・チーさんは18日、ミャンマー最大の都市ヤンゴン(Yangon)付近の選挙区からの出馬を目指し、選挙管理委員会に候補者登録用紙を提出した。
 
 スー・チーさんが率いる旧最大野党の国民民主連盟(National League for DemocracyNLD)は、2010年11月の総選挙が公平性にかけるとしてボイコットしたのを理由に、解党に追い込まれていた。だが非軍事政権を標榜する政府の改革機運を背景に、既に政界への復帰を認められている。

 ノーベル平和賞受賞者でもあるスー・チーさんは、2010年の選挙の数日後に20年近くに及ぶ自宅軟禁から解放された。

 ミャンマーでは2011年3月に新政権が発足。新政権は西欧諸国や野党への歩み寄りを狙い、政治犯の大量釈放などの内政改革を行っている。(c)AFP

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